
ドライフラワーになる花、どの花が向いてるの?
ドライフラワーにできない花もあるの?
この記事では、ドライフラワーになる花や向いてる花、できない花の違いをわかりやすく解説します。
- ドライフラワーに向いてる花の特徴
- ドライフラワーになる花31選
- できない花の理由と見分け方
インテリアとして飾ったり、ハンドメイドにも使える花選びのヒントになりますよ。
お気に入りの花で、ドライフラワーやハンドメイドをもっと楽しんでみてくださいね。


ドライフラワーに向いてる花の特徴
ドライフラワーに向いている花には、いくつかの共通する特徴があります。
失敗を防ぐためにも、向いている花のポイントをおさえておきましょう。
ドライフラワーに向いている花の特徴
- 花びらや茎の水分量が少ない
- 花びらに厚みがあり、しっかりしている
- 乾燥しても花の形が崩れにくい
- 花の色が退色しにくく、きれいに残る
- 茎が細すぎず、乾かしても折れにくい
これらの特徴がそろった花は、初心者でも扱いやすく、きれいにドライフラワーに仕上がります。
まずは向いている花から試してみるのがおすすめです。
ドライフラワーにできない花の特徴
ドライフラワーに向いていない花もあります。
これらの花は、乾かすと色や形が崩れやすいため、初心者の方にはあまりおすすめできません。
ドライフラワーに向かない花の特徴
- 水分が多い
- 花びらが薄くて、落ちやすい
- 花びらの色が変色しやすい
- 花びら茎が繊細で、乾かすと崩れる
こうした特徴のある花は避けたほうが失敗しにくく、きれいに仕上がります。
ドライフラワーになる花・向いてる花31選
ドライフラワーにしやすい花は、水分が少なく、色や形が残りやすいものが多いです。
ここでは、初心者でも扱いやすく人気のある花を紹介します。
バラ
華やかで色持ちもよく、ドライにしても見栄えがします。
- 花びらが厚く、水分が少ない
- 濃い色はドライ後も色がきれいに残る
- つぼみ~7分咲きのタイミングで乾かすと成功しやすい
スターチス
定番のドライフラワー。
状態の変化が少なく初心者におすすめ。
- 花が乾燥しやすい
- 形も色も残りやすい
- 最近はくすみカラーも人気
カスミソウ
小さくてかわいい花がたくさん咲き、アレンジにも使いやすいです。
- 枝分かれしているのでボリュームが出せる
- 小花で乾燥が早い
- 染めて使うのも人気
アジサイ
くすみカラーがおしゃれに仕上がります。
- 品種や時期によって乾燥のしやすさが違う
- 秋の花は水分が少なくてドライ向き
- 咲きすぎ前のものを選ぶのがコツ
アナベル
あじさいの仲間で、特に人気の白い花。
- 秋に収穫したものが乾燥しやすい
- ボリュームがあり、リースにも使いやすい
- 色が変化しにくく、長く楽しめる
ミナヅキ
三角の形がかわいい花。
- ピンク色に色づいた時期がドライ向き
- アナベルの代わりとして使われることも
- 色と形が残りやすい
センニチコウ(千日紅)
まるい形と鮮やかな色がそのまま残ります。
- 硬くてカサカサしている
- 色褪せしにくく、形もキープできる
- 育てやすく、家庭でも楽しめる
ヘリクリサム
カサカサした触感で、ドライフラワー向きの花。
- 水分が少なく、短時間で乾燥できる
- 花びらが硬くて崩れにくい
- 赤やピンク、オレンジなど種類が豊富
エリンジウム
トゲトゲした独特な形とシルバー系の色が特徴。
- 花も茎も丈夫で崩れにくい
- 生花とほぼ変わらない見た目
- スワッグのアクセントにぴったり
ミモザ
春の定番で黄色が明るく可愛い花。
- 水分が少なく乾きやすい
- 乾かすと色が落ち着いておしゃれに
- 散りやすいので扱いには注意
アーティチョーク
個性的な形が魅力で、存在感抜群のドライフラワーになります。
- しっかりしたつくりで形が崩れにくい
- ボリュームがあり、インテリアに映える
- カフェや店舗の装飾にも人気
スモークツリー
ふわふわした見た目が特徴で、アンティークな雰囲気にも。
- 乾燥しやすく、ボリューム感を保ちやすい
- 見た目の良し悪しは個体差あり
- 色味はピンク系がおすすめ
セタリア
素朴な印象でナチュラルな雰囲気に。
- 穂の部分がふわっとして可愛い
- 乾燥しやすく初心者向け
- 染めて使うとおしゃれな印象に
セルリア
淡いピンクがかわいく、結婚式のブーケにも人気。
- 繊細ながら乾燥に強い
- 小ぶりでアレンジしやすい
- カラーリングも映える花
ケイトウ
もこもこした質感と色の種類が豊富。
- 乾燥後も色がきれいに残る
- 花同士が触れないように乾かすとカビ防止に
- スワッグやリースにおすすめ
ステルンクーゲル
星のような形が特徴のスカビオサの花の実です。
- 小さくて軽く、乾燥が簡単
- 可愛い形でアレンジのアクセントに
- 落ち着いた色合いが多い
バンクシア
大きくて目を引くワイルドフラワー。
- 自然乾燥でそのままの形と色が残る
- 存在感があり、装飾用にぴったり
- 種類が多く、色や形もさまざま
プロテア
エキゾチックで力強い印象の花。
- 大ぶりでインパクトがある
- 花びらが硬く、形を保ちやすい
- 長持ちしやすく加工もしやすい
ドライアンドラ
オーストラリア産のドライ向き植物。
- 乾燥しても形と色がほぼそのまま
- 茎や葉も丈夫で扱いやすい
- ナチュラルなアレンジにぴったり
ラベンダー
香りも楽しめる定番のドライフラワー。
- 乾燥後も香りが長く残る
- 茎が硬くて型崩れしにくい
- ポプリやサシェにもおすすめ
カーネーション
母の日でおなじみの定番の花。
- ガクがしっかりしていて型崩れしにくい
- 色が鮮やかで残りやすい
- 花びらの変化も少なめ
ソリダコ
黄色の小花がたくさんついていて明るい印象に。
- 花が小さく、ドライ後も見た目がきれい
- 色を染めるとさらに鮮やか
- アレンジのアクセントに最適
デルフィニウム
ブルーの色味が特徴で、涼しげな雰囲気に。
- 花びらが軽く乾きやすい
- 色が残りやすく、押し花にもおすすめ
- 品種によって仕上がりが変わる
リンドウ
上品で美しい花。
- 色の発色がよく、ドライにしても美しい
- 茎がしっかりしていて扱いやすい
- 染め加工にも向いている
レースフラワー
名前のとおり、レースのような花が魅力です。
- ドライにすると少し縮むが、繊細な美しさはそのまま
- ハンドメイドに使える押し花も人気
- 染めると色が引き立ちおしゃれ
ダスティミラー
シルバーのような白い葉が特徴で、ふわふわした葉がかわいらしく、人気の葉ものです。
ドライにしても形や色がきれいに残ります。
- パリッとした葉のときに乾かすときれいに仕上がる
- 冬はピンクやブラウン、夏はブルーの花と相性◎
- 吊るして飾ったり、リースや花束に使いやすい
ナチュラルでおしゃれな雰囲気が出せるので、インテリアにもおすすめです。
針葉樹
冬の定番。リース素材としてもおなじみです。
- 緑の色がドライ後も比較的きれいに残る
- 乾燥しても形がくずれにくい
- クリスマス飾りやナチュラルインテリアにぴったり
野ばらの実
小さな実が秋冬のアレンジにぴったり。
枝ものとしても使えます。
- 実が赤くなると秋らしい印象に
- 枝ごとリースにしてもかわいい
- 枝が硬くて乾燥後も曲がりにくい
ナズナ
細かい実がついていて、ナチュラルな雰囲気に合います。
- 繊細そうに見えて、意外と丈夫
- 枝ごと飾っても動きが出ておしゃれ
- グリーン系アレンジにぴったり
ユーカリ
香りもよく、ドライフラワー定番の葉です。
- 水分が抜けやすく乾燥しやすい
- 秋〜春に出回る枝がきれいに仕上がりやすい
- シルバーがかった葉色がおしゃれ
- 乾燥後もさわやかな香りが残る
レモンリーフ
名前の通りレモンのような形の葉で、花束のグリーンにもよく使われます。
- 濃いグリーンが落ち着いた雰囲気
- 乾燥すると少しくすんだ色になりおしゃれ
- 茎がしっかりしていて、乾きやすい
ドライフラワーにできない花・向かない花
水分が多いお花や、花びらが薄くて繊細なお花は、ドライフラワーには向いていません。
乾燥に時間がかかり、花びらが落ちたり、色がくすんでしまうことが多いです。
ここでは、初心者の方が避けたほうがよい代表的なお花を紹介します。
ユリ
大きくて華やかですが、水分が多く乾燥には不向きです。
- 花びらが丸まりやすく変色しやすい
- 乾かしても生花の形は保ちにくい
- 見た目をきれいに残すのが難しい
菊
種類が多いですが、どれも水分が多く乾燥が難しい花です。
- 花びらが縮んだりシワになりやすい
- 色も変わりやすく、くすみが出やすい
- シリカゲル乾燥なら可能な場合もあり
桜
春の代表花ですが、ドライにはとても不向きです。
- 花びらがとても薄くて軽い
- 乾燥中にポロポロ落ちてしまう
- 変色も起こりやすい
ダリア
ゴージャスな花が魅力ですが、ドライにすると別物に。
- 花びらが重なっていて水分が多い
- 乾かすと花の形が崩れやすい
- 色もくすみやすく、華やかさが失われる
トルコキキョウ
華やかで美しい花ですが、乾燥には不向きです。
- 花びらが薄くて繊細
- 丸まりやすく、崩れやすい
- 形が残りにくいので上級者向け
カラー
すっきりした見た目の花ですが、実は水分がとても多いです。
- 茎の中まで水分が多く乾きにくい
- 花の部分だけならドライにできる場合もある
- 劣化しやすく初心者には難しい
胡蝶蘭
高級感あるお花ですが、ドライにするのは難易度高め。
- 水分が多くて変色しやすい
- 花びらが厚くても乾燥に時間がかかる
- 色がくすんでしまいやすい
ガーベラ
明るくかわいい花ですが、ドライでは形が崩れやすいです。
- 花びらが丸まってしまう
- 開いた形が保てずペタンとつぶれる
- 水分が多く、乾燥に時間がかかる
ヒマワリ
人気の夏の花ですが、ドライには向いていません。
- 花びらが乾燥するともろくなる
- すぐに散ってしまいやすい
- 中心が重く、茎が曲がりやすい
コスモス
秋の定番ですが、ドライにすると色も形も変わりやすいです。
- 花びらが薄くて繊細
- 茎も細くて安定しにくい
- 変色が目立ちやすい
ドライフラワーを少しでも長く楽しむコツ
せっかく作ったり買ったドライフラワーは、できるだけきれいな状態で長く楽しみたいですよね。
詳しい保存のポイントやお手入れ方法は、こちらの記事でくわしく解説しています。


ドライフラワーを長く楽しむために、ぜひチェックしてみてくださいね。
ドライフラワーを購入する場合
ドライフラワーを自分で作るのが難しいと感じた方は、通販で手に入れるのもおすすめです。
おしゃれなアレンジがされたものや、花材がセットになったものなど、種類も豊富にそろっています。
どこで買えばいいかわからない…という方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。


初心者でも使いやすいショップを紹介しているので、気に入ったものがきっと見つかりますよ。
ドライフラワーのハンドメイド作品もチェック!
ドライフラワーは、そのまま飾るだけでなく、リースやキャンドル、小物づくりにもぴったりです。
手作りが好きな方は、ぜひハンドメイドにもチャレンジしてみてください。
作り方やアイデアをまとめた記事はこちらで紹介しています。


お部屋のインテリアやプレゼントにもぴったりな、おしゃれな作品がたくさんありますよ。
まとめ:向いてる花でドライフラワーを楽しもう
ドライフラワーは、飾るだけでなく、ハンドメイドにも使える人気のアイテムです。
どんな花でもできるわけではないので、向いてる花・できない花の見分けが大切です。
初めてでも向いている花を選べば、きれいなドライフラワーが作れますよ。
お気に入りの花を見つけて、インテリアやハンドメイドで楽しんでくださいね。



