
ドライフラワーの保存期間ってどれくらい?
保存方法やお手入れのコツが知りたい。
そんな方に向けて、この記事ではドライフラワーの寿命や永久保存はできるのかなど、気になる疑問にお答えします。
- ドライフラワーの寿命と劣化のサイン
- 長持ちさせる保存方法と手入れのコツ
お部屋に飾っているドライフラワーをもっと長く楽しみたい方にぴったりの内容です。


ドライフラワーに寿命はあるの?永久保存は可能?
ドライフラワーはずっと飾れるイメージがありますが、実は少しずつ変化していきます。
「どれくらいもつの?」「ずっと飾っていて大丈夫?」と気になる方のために、寿命の目安や長く楽しむポイントをわかりやすくご紹介します。
ドライフラワーの寿命は?
けれど、ずっと同じ状態ではいられないことも事実です。
色あせたり、もろくなったりと、少しずつ見た目が変わっていくからです。
ドライフラワーの寿命は、保存のしかたや置く場所、花の種類によって大きく変わります。
目安として、
- いちばん美しく楽しめるのは、最初の2〜3ヶ月
- この時期は、まだ花の自然な色合いが残っています。
- その後は、完全に乾き、少しずつ色が落ちたり、花びらが壊れやすくなっていきます。
- 一般的には6ヶ月~1年
- また、保存場所やお手入れがよければ、1〜3年ほど楽しめることもあります。
- ただし、購入時の色や形を保てるのは、数か月が限度とされることもあります。
この差があるため、「何ヶ月」とはっきり言うことはむずかしいのです。
ドライフラワーは時間がたつにつれて色が変わることも魅力のひとつです。
その変化を味わいながら飾りつづけるのも、ドライフラワーの楽しみ方のひとつといえるでしょう。
寿命に差が出るのは保存環境や手入れの差
ドライフラワーの寿命は「何ヶ月」と決められません。
理由は、
- どんな花を使ったのか?
- どれくらいしっかり乾かしたか?
- どこに飾っているのか?
- 手入れをしているか?
- 季節はいつか?
このような環境の違いで差が出るからです。
これらの条件が悪いと、数週間でダメになることもあります。
反対に、こまめに手入れして、湿気や光に気をつければ1年以上楽しめることもあります。
永久保存はむずかしいけれど、長持ちはできる
「ドライフラワーは永久保存できるの?」という声もあります。
長持ちさせるポイントは、
- 防湿剤と一緒にガラスケースに入れる
- 直射日光を避けた場所に飾る
- ホコリや虫を防ぐ
- 品質のよい花を選ぶ
寿命の目安と処分のタイミング
ドライフラワーの寿命を判断するポイントは、
- カビが生えている
- 花びらがボロボロに崩れる
- 見た目が古くなりすぎた
こうした変化があれば、処分を考えてもよいでしょう。
ただ、見た目が気にならないのであれば、長く飾っていても問題はありません。
最後は、自分が「そろそろかな」と思ったときが寿命かもしれません。
ドライフラワーのお手入れ、保存方法
ドライフラワーを長く楽しむためには、置き場所やお手入れのしかたがとても大切です。
ちょっとした工夫で、きれいな状態をぐっと長持ちさせることができます。
高温多湿を避ける
とくに梅雨や夏は湿度が上がるため、注意が必要です。
湿気が多い部屋に飾ると、ドライフラワーが湿気を吸ってやわらかくなり、そのあと再び乾くと、硬くなり、形がくずれやすくなります。
こうした変化を何度もくり返すうちに、花びらが落ちたり、形が崩れてしまうのです。
また、湿気が多いとカビが生える原因にもなります。
湿気がこもりやすい場所の例
- キッチン
- 洗面所
- お風呂場の近く
- 窓がない、風が通らない部屋
これらの場所では、湿気をためこみやすく、カビが発生しやすくなります。
一度カビが生えると、見えない部分まで広がってしまうこともあります。
そうならないためには、湿気を防ぐ工夫がとても大切です。
湿気を防ぐための工夫
- 除湿剤を使う
- 定期的に窓を開けて空気を入れ替える
- 風通しのよい場所に飾る
- 防湿剤と一緒にガラスケースに入れて飾る
- 専用のコーティングスプレーを使う
これらの対策をすることで、ドライフラワーを長くきれいな状態で楽しむことができます。
直射日光を避ける
とくに直射日光が当たると、色がどんどん薄くなってしまいます。
たとえば、ピンクや紫などの淡い色ほど、早く色あせてしまいます。
さらに、紫外線や蛍光灯の光でも変色が進むことがあります。
そのため、窓際や明るすぎる場所に飾るのはおすすめできません。
どうしても明るい場所に置きたいときは、光をやわらげる工夫が必要です。
色あせを早める原因
- 直射日光
- 窓際など明るすぎる場所
- 紫外線や蛍光灯の光
光を避けて長持ちさせる工夫
- 日が当たらない壁際や玄関に飾る
- カーテンでやわらかく光を遮る
- ガラスケースに入れて保護する
ちょっとした置き場所の工夫で、ドライフラワーの美しさを長く保つことができます。
強い光から守ってあげることが、きれいに飾るコツのひとつです。
ホコリを取り除く
ドライフラワーを室内に飾っていると、どうしてもホコリがついてしまいます。
また、ホコリが重くなると、花びらに負担がかかってぽろっと落ちてしまうことも。
そのため、こまめにやさしくホコリを取ることがとても大切です。
とはいえ、ドライフラワーはとても繊細です。強くこすると壊れてしまうので、やさしく扱うことがポイントです。
ホコリ取りに使える道具
- 柔らかいメイクブラシ
- 絵筆や毛ばたき
- ホコリ取りグッズ
使うときは、そっと撫でるようにホコリを払ってください。
ホコリを放置すると、湿気を吸ってベタベタになり、取りにくくなってしまいます。
お手入れが苦手な人におすすめの方法
- ガラスケースに入れて飾る
- ホコリがつきにくい場所に飾る
少しの手間で、ドライフラワーは長持ちします。
壊れやすいものなので、やさしく扱うことを意識しましょう。
ドライフラワーに向いてる花5選
実は、どんなお花でもドライフラワーに向いているわけではありません。
長持ちしやすく、見た目もきれいに保てる花には特徴があります。
ここでは、ドライフラワーにぴったりなおすすめの花をご紹介します。
長持ちする花の共通点とは?
ドライフラワーに向いている花には、いくつかの共通点があります。
この特徴を知っておけば、手作りにも失敗しにくくなります。
ドライフラワーに向いている花の特徴
- 水分が少なく乾きやすい
- 花びらが厚くしっかりしている
- 変色しにくく、色持ちがいい
- 花の形が崩れにくい
- 自然な風合いを活かせる種類
このような花は、乾燥させても美しく仕上がりやすく、飾っても長持ちします。
特に初めての方には、扱いやすい花から選ぶのがおすすめです。
ドライフラワーにおすすめの花
ドライフラワーに向いている代表的な花を5つご紹介します。
どれも見た目がかわいくて、長持ちしやすい種類です。
バラ(ローズ)
バラは、花びらが厚くて水分が少ないため、乾燥しやすく形もくずれにくいのが特徴です。
とくに、赤や濃いピンクのバラは色あせしにくく、ドライにしても華やかさが残ります。
満開を過ぎると、花びらが散ったり、色が変わることがあるので、、つぼみ〜満開の間に乾かすのがコツです。
カスミソウ
カスミソウは、小さな花と細い茎が特徴のドライ向きの花です。
乾燥しても形の変化が目立ちにくく、生花のような見た目のまま楽しめます。
色も変わりにくく、仕上がりがきれいなのもポイントです。
ただし、花が小さいぶん、乾燥後に落ちやすいので注意が必要です。
リースやブーケにする場合は、あらかじめ形を作ってから乾かすのがおすすめです。
アジサイ
アジサイは、ドライフラワーでも人気のある定番の花です。
ドライにすると、くすみカラーになりおしゃれな雰囲気が楽しめます。
ただし、咲いた時期によって仕上がりに差が出るので注意が必要です。
梅雨入りすぐのアジサイは、水分が多くて乾きにくいため向いていません。
真夏や咲き終わりに近い時期のアジサイのほうが、花がしっかりしていておすすめです。
咲き始めは薄くてやわらかく、形がくずれやすいので避けましょう。
スターチス
スターチスは、ドライフラワーにとても強い花のひとつです。
乾かしても形がくずれにくく、色もきれいに残ります。
紫・黄色・ピンク・白など色も豊富で、アレンジのアクセントにぴったりです。
枝分かれした茎に小さな花が集まって咲くため、ボリューム感もあります。
乾燥後もほとんど変化がないので、初心者にもおすすめの花材です。
ラベンダー
ラベンダーは、香りも楽しめる人気のドライフラワー向きの花です。
しっかりした茎と小さな花が密集しているため、乾燥させても型くずれしにくいのが特徴です。
乾燥後もやさしい香りが残るので、ポプリやサシェにも使えます。
リースやアレンジにしても、香りと見た目の両方を楽しめるのが魅力です。
もっとドライフラワーに向いてる花を知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
ドライに不向きな花も解説しています。
ドライフラワーの購入方法と選び方
「自分で作るのはちょっと大変…」という方には、市販のドライフラワーの購入がおすすめです。
お店によって種類や質に差があるので、選び方のポイントも知っておくと安心です。
- 「どこで買えばいいかわからない」
- 「安くてかわいいお店を知りたい」
そんな方には、こちらの関連記事もおすすめです。
実店舗・ネットショップそれぞれの特徴や、選び方のポイントをまとめています。


さらに、おしゃれで安い通販サイトを6つ厳選した記事もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。


ドライフラワーで楽しむハンドメイド作品
ドライフラワーは、飾るだけでなく、いろいろなハンドメイドにも使えます。
リースやアクセサリー、小物など、おしゃれでかわいい作品が手作りできるのが魅力です。
- 「どんな作品が作れるの?」
- 「プレゼント用にラッピングも工夫したい」
そんな方には、以下の記事がおすすめです。
ドライフラワーを使った簡単でおしゃれなハンドメイド作品や、作品を引き立てるラッピングアイデアを紹介しています。




ドライフラワーを長く楽しむためのまとめ
ドライフラワーは、正しい保存方法と手入れをすることで、長くきれいに楽しめます。
寿命がはっきり決まっているわけではありませんが、工夫次第で2〜3年持つこともあります。
大切なのは、花の特徴を知り、環境に合わせて飾ることです。
手入れの方法もむずかしくないので、少しずつ取り入れてみてくださいね。

